専門課程(1年制)
- ※2023年度から、専門課程は募集内容、授業方針等を変更します。
- ① 東京、大阪それぞれに募集するのではなく、一括して募集します。
- ② 対面授業ではなく、オンライン授業を基本とします。
- ※ただし、年数回のスクーリングと実習は対面で行います。
- ③ 募集定員は7名とします。
- ④ 隔年開講から毎年開講に変更します。
グリーフケア人材養成講座以外の養成プログラムを修了した「臨床スピリチュアルケア師」資格取得者も出願可能です。
文部科学省「履修証明プログラム」
専門課程(1年制)の目的
- ① 医療、保健、社会福祉、介護、教育、宗教、その他、臨床の現場で対人援助の専門職としての活動において、グリーフケア、スピリチュアルケアを提供できる人材を養成します。
- ② 遺族会・患者会等のサポートグループのファシリテーション、またケア提供者同士のピアケアのリーダーシップを取れる人材を養成します。
- ③ ボランティアとして、医療・福祉等の現場、事件・事故あるいは災害等の現場、その他さまざまな現場において、グリーフ(悲嘆)を抱えた方々に寄り添い、耳を傾けることで、ケアを行うことができる人材を養成します。
- ④ 一般社団法人日本スピリチュアルケア学会が認定する「専門スピリチュアルケア師」の資格を取得し、スピリチュアルケアを含む全人格的なケアがあらゆる場面で実践される社会の実現に貢献する人材を養成します。
専門課程(1年制)の3つのポリシー
一般社団法人日本スピリチュアルケア学会認定「専門スピリチュアルケア師」資格審査への受験資格基準 (ディプロマ・ポリシー)
- ① 課程修了に必要な単位を修得していること。
- ② 他者理解力、自己理解力、能動態的関係力、受動態的関係力、中動態的関係力、言語表現・概念化力、倫理実践力を習得していること。
- ③ 身体的・社会的・心理精神的な健康と有機的関連を持つスピリチュアルな健康について、知的・情緒的・実践的に理解していること。
- ④ 自身の中で働き、また将来を導くスピリチュアリティの力動とその背景を、ケア提供者としての課題と理解し、それに継続して取り組んでいること。
- ⑤ 宗教ならびにスピリチュアリティの公共的役割について理解していること。
- ⑥ 現代社会のさまざまな宗教・思想・伝統について共感的かつ批判的に理解していること。
- ⑦ 自らのスピリチュアリティをケアの素材として提供しつつ、ケア対象者・ケア提供者のスピリチュアリティの涵養をめざす専門的な活動ができること。
- ⑧ 他職種との連携の中でのスピリチュアルケア実践を理解し、チームの中で必要に応じてスピリチュアルケアの視点から指導的役割を担えること。
- ⑨ グリーフケア、スピリチュアルケアの領域において、実践研究あるいは基礎研究を行えること。
- ⑩ グリーフケア、スピリチュアルケアの領域において後進の育成にかかる臨床スーパービジョンを行なえること。
- ⑪ 上記①から⑩までの基準を満たしているかを判定する総合審査に合格すること。
専門課程の教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)
- ① 他者理解力、自己理解力、能動態的関係力、受動態的関係力、中動態的関係力、言語表現・概念化力、倫理実践力を総合的に学ぶ。
- ② 演習・グループワークを通して、グリーフケア、スピリチュアルケア、ならびにそれらに密接に関連する学問領域について、理論的かつ実践的に学ぶ。
- ③ 研究指導を通して、グリーフケア、スピリチュアルケアに関する実践研究あるいは基礎研究を行うことができる能力を身につける。
- ④ ケア者に必要とされる意識・態度、ならびにグリーフケア、スピリチュアルケアにとって重要となる多様な価値観・宗教観・死生観を深める。
- ⑤ スピリチュアルケア提供者を目指す受講生自身が、教育的に構成された場で、互いにスピリチュアルケアを受けることを通して、ケアを総合的・実践的に学ぶ。
- ⑥ 受講生・指導者・研究所職員ならびに援助対象者を含むすべての関係者が互いに尊重しあい、各自のスピリチュアリティの涵養を目指す実践に、自らも主体的に参与する。
専門課程の受講生の受け入れの方針(アドミッション・ポリシー)
- ① 宗教者・対人援助職従事者もしくはそれらに準ずる立場に必要とされる、基本的なケア実践力あるいはその資質を持っており、かつ、職業上、あるいは職業以外で十分な活動実績を有していること。
- ② グリーフケア、スピリチュアルケアの領域での実践研究あるいは基礎研究を行うことができる知識・能力と、研究計画を有していること。
- ③ 社会において自らが果たそうとする役割や目標を十分に認識していること。
- ④ 演習・グループワークを含む授業形態での学習において受講生相互の成長を目指す意志があること。
- ⑤ ケア者としての基本的なセルフケアの必要を理解し、その実践に努めており、学習に支障をきたすような強いケアニーズを抱えていないこと。
課程の概要
- 定員 7名
- 開講期間 1年間 春学期(4月~7月) 秋学期(9月下旬~1月)
- 授業実施日
土曜日 春・秋学期 各 8週 9:30~16:40 (90分×4コマ)(隔週 原則として、第1・第3土曜日)
なお、学期中に数回、授業後に個別指導の時間があります。
※水曜日と土曜日の授業とは別に、年2回夏期と冬期に一週間の集中臨床実習と年間80時間以上の通年実習を行います。
専門課程の2024年度履修要覧・シラバスはこちら
出願資格
次のすべての条件を満たす方。
- ① 大学を卒業(学士の学位を取得)している方
- ② 一般社団法人日本スピリチュアルケア学会が認定する「臨床スピリチュアルケア師(旧「スピリチュアルケア師(認定)」)」の資格を有する方
- ③ 心身ともに健康である方
- ④ 学習に支障をきたすような強いケアニーズを抱えていない方
- ⑤ 年2回実施する集中臨床実習に参加できる方
- ⑥ 職業上、または職業以外で、何らかのグリーフケア・スピリチュアルケアにかかる活動に従事している方
募集時期・出願書類
2026年度の出願要項は こちら