グリーフケア人材養成課程(2年制)
文部科学省「履修証明プログラム」
文部科学省「職業実践力育成プログラム(BP)」認定講座
厚生労働省「専門実践教育訓練給付金制度」指定講座
グリーフケア人材養成課程(2年制)の目的
- ① 医療、保健、社会福祉、介護、教育、宗教、その他、臨床の現場で対人援助の専門職としての活動において、グリーフケア、スピリチュアルケアを提供できる人材を養成します。
- ② 遺族会・患者会等のサポートグループのファシリテーション、またケア提供者同士のピアケアのリーダーシップを取れる人材を養成します。
- ③ ボランティアとして、医療・福祉等の現場、事件・事故あるいは災害等の現場、その他さまざまな現場において、グリーフ(悲嘆)を抱えた方々に寄り添い、耳を傾けることで、ケアを行うことができる人材を養成します。
- ④ 上智大学グリーフケア研究所が認定する臨床傾聴士として、スピリチュアルケアを含む全人格的なケアがあらゆる場面で実践される社会の実現に貢献する人材を養成します。
グリーフケア人材養成課程(2年制)の3つのポリシー
「臨床傾聴士」の資格認定に求められる基準(ディプロマ・ポリシー)
- ① 課程修了に必要な単位を取得していること。
- ② 身体的・社会的・心理精神的な健康と有機的関連を持つスピリチュアルな健康について、知的・情緒的・実践的に理解していること。
- ③ 自身の中で働き、また将来を導くスピリチュアリティの力動とその背景を、自分自身の課題として理解し、それに継続して取り組む準備ができていること。
- ④ 宗教並びにスピリチュアリティの公共的役割について理解していること。
- ⑤ 現代社会のさまざまな宗教・思想・伝統について共感的かつ批判的に理解していること。
- ⑥ 自らのスピリチュアリティをケアの素材として提供しつつ、ケア対象者のスピリチュアリティの涵養を目指す基本的な活動をすることができること。
- ⑦ 上記①から⑥までの基準を満たしているかどうかを判定する総合審査に合格すること。
グリーフケア人材養成課程の教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)
- ① 講義において、グリーフケア、スピリチュアルケアに関する本質的な理解を得るとともに、演習・グループワークを通して実践的に学ぶ。
- ② グリーフケア、スピリチュアルケアに関する知識・技能を修得するとともに、ケア者に必要とされる意識態度、またグリーフケア、スピリチュアルケアにとって重要となる多様な価値観、宗教観・死生観を学ぶ。
- ③ スピリチュアルケア提供者を目指す受講者自身が、教育的に構成された場で互いにスピリチュアルケアを受けることを通して、ケアを総合的・実践的に学ぶ。
- ④ 常に、受講者・指導者・研究所職員また援助対象者を含むすべての関係者が互いに尊重しあい、各自のスピリチュアリティの涵養を目指す。
グリーフケア人材養成課程の受講生の受け入れの方針(アドミッション・ポリシー)
- ① 宗教者・対人援助職従事者もしくはそれらに準ずる立場に必要とされる、基本的なケア実践力またはその資質を持っていること。
- ② スピリチュアルケアに固有な人間観とそれに基づくケア実践力を身につけることを目指していること。
- ③ 講義および演習またグループワークを含む授業形態での学習において受講生相互の成長を目指す意志があること。
- ④ 学習に支障をきたすような強いケアニーズを抱えていないこと。
課程の概要
- 定員 東京 48名 大阪 27名
- 開講期間 2年間 春学期(4月~7月) 秋学期(9月下旬~1月)
- 授業実施日
- 【東京】
-
水曜日 春・秋学期 各15週 18:30 ~ 20:00 (90分×1コマ)
土曜日 春・秋学期 各 8週 9:30 ~ 16:40 (90分×4コマ)(隔週 原則として、第1・第3土曜日)
なお、学期中に1回程度、授業後に個別指導の時間があります。 - 【大阪】
-
水曜日 春・秋学期 各15週 18:30 ~ 20:00 (90分×1コマ)
土曜日 春・秋学期 各 8週 9:30 ~ 16:40 (90分×4コマ)(隔週 原則として、第2・第4土曜日)
なお、学期中に1回程度、授業後に個別指導の時間があります。
※水曜日と土曜日の授業とは別に、年に数回、実習を行います。
2024年度履修要覧・シラバス
出願資格
次の(1)および(2)のすべての条件を満たす方。
(1) 専門的な知識・援助技術をもって、グリーフケアの実践に携わることを目的とし、次のすべてに該当する方
- ① 心身ともに健康である方
- ② 多様な思想・宗教・伝統・文化・価値観があることを謙虚に受け入れて、自己の成長を目指している方
- ③ 教員や他の受講生とのコミュニケーションを通して、相互研鑽を図ることができる方
- ④ 学習に支障をきたすような自分自身の強いケアニーズを抱えていない方
(2) 次の①または②のいずれかに該当する方
- ① 大学(短期大学を含む)を卒業、または卒業見込みの方
- ② 国内外において学校教育における12年の課程を修了し、さらに専門課程を置く専修学校において2年以上の課程を修了、または修了見込みの方
- ※出願資格の詳細は、出願要項をご確認ください。
出願要項
2025年度の出願要項は こちら(1.95 MB)
出願を希望される方は、まず本パンフレットをお読みください。
こちら(1.33 MB)